静岡中央銀行について

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第127期末貸借対照表(平成13年3月31日)

(単位:百万円)
科 目 金 額   科 目 金 額
(資産の部)  (負債の部)  
現金預け金 8,742 預 金 359,343
 現金 5,715  当座預金 16,611
 預け金 3,026  普通預金 72,109
コールローン 6,300  貯蓄預金 5,561
買入手形 1,000  通知預金 1,405
買入金銭債権 2,399  定期預金 247,105
商品有価証券  定期積金 15,796
 商品国債  その他の預金 753
 商品地方債 譲渡性預金
 商品政府保証債  コールマネー
 貸付商品債券 売渡手形
 その他の商品有価証券 コマーシャル・ペーパー
金銭の信託 借用金
有価証券 43,981  再割引手形
 国 債 7,733  借入金
 地方債 4,648 外国為替
 社 債 10,669 社債
 株 式 4,970 転換社債
 その他の証券 15,960 その他負債 2,964
 貸付有価証券  未決済為替借 172
貸出金 324,761  未払法人税等 504
 割引手形 18,056  未払費用 1,050
 手形貸付 59,816  前受収益 597
 証書貸付 216,062  従業員預り金 404
 当座貸越 30,825  給付補てん備金  37
外国為替  先物取引受入証拠金
その他資産 997  先物取引差金勘定
 未決済為替貸 86  借入商品債券
 前払費用 32  借入有価証券
 未収収益 323  売付債券
 先物取引差入証拠金  その他の負債 197
 先物取引差金勘定 退職給与引当金 2,131
 保管有価証券等 特別法上の引当金
 その他の資産 555  金融先物取引責任準備金
動産不動産 10,238  証券取引責任準備金
 土地建物動産 9,998 繰延税金負債
 建設仮払金 再評価に係る繰延税金負債 2,735
 保証金権利金 239 支払承諾 1,621
繰延税金資産 459 負債の部合計 368,795
再評価に係る繰延税金資産  
支払承諾見返 1,621 (資本の部)
貸倒引当金 △3,027 資本金 2,000
    法定準備金 2,001
     資本準備金 0
   利益準備金 2,000
   再評価差額金 4,103
   剰余金 18,266
   任意積立金 16,968
     役員退職給与積立金  1,000
    有価証券償却準備積立金 2,750
    別途積立金 13,218
    当期未処分利益 1,298
     当期利益 1,045
    評価差額金 2,305
   資本の部合計 28,677
資産の部合計 397,472 負債及び資本の部合計 397,472

貸借対照表の注記

  1.  記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
  2.  有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法、子会社・子法人等株式及び関連法人等株式については移動平均法による原価法、その他有価証券のうち時価のあるものについては期末日の市場価格等に基づく時価法、時価のないものについては移動平均法による原価法又は償却原価法により行っております。なお、その他有価証券の評価差額については、全部資本直入法により処理しております。
  3.  動産不動産の減価償却は、定率法(ただし、平成10年4月1日以後に取得した建物(建物附属設備を除く。)については定額法)を採用しております。なお、主な耐用年数は次のとおりであります。
    建物    34年〜39年
    動産     5年〜 6年
  4.  自社利用のソフトウェアについては、行内における利用可能期間(5年)に基づく定額法により償却しております。
  5.  外貨建資産・負債勘定は、主として決算日の為替相場による円換算額を付しております。
  6.  貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
    破産、特別清算等、法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下、「破綻先」という)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下、「実質破綻先」という)の債権については、下記直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める額を計上しております。上記以外の債権については、過去の一定期間における貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき計上しております。
    すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資産監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っております。
    なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接減額しており、その金額は27百万円であります。
  7.  退職給付引当金は、従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、必要額を計上しております。また、数理計算上の差異の費用処理方法は以下のとおりであります。

    数理計算上の差異
    発生年度の従業員の平均残存勤務期間内の一定の年数(5年)による定額法により、翌期より費用処理

    なお、会計基準変更時差異(455百万円)については、退職給付信託の設定により419百万円を一時費用処理するとともに、残額についても一時費用処理しております。
  8.  リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引については、通常の賃貸借取引に準じた会計処理によっております。
  9.  消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
    ただし、動産不動産に係る控除対象外消費税等は当期の費用に計上しております。
  10.  取締役及び監査役に対する金銭債権総額 該当ありません。
  11.  取締役及び監査役に対する金銭債務総額該当ありません。
  12.  子会社の株式(及び出資)20百万円
  13.  子会社に対する金銭債権総額18百万円
  14.  子会社に対する金銭債務総額該当ありません。
  15.  動産不動産の減価償却累計額4,722百万円
  16.  動産不動産の圧縮記帳額390百万円
  17.   貸出金のうち、破綻先債権額は2,769百万円、延滞債権額は6,526百万円であります。
    なお、破綻先債権とは,元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利 息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。 以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。
    また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを 目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。
  18.  貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額は34百万円であります。
    なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヵ月以上遅延している貸出金で 破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
  19.  貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は5,238百万円であります。
    なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払 猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び 3ヵ月以上延滞債権に該当しないものであります。
  20.  破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は14,569百万円であります。
    なお、17.から20.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
  21.  手形割引により取得した銀行引受手形、商業手形、荷付為替手形の額面金額は、18,056百万円であります。
  22.  担保に供している資産は次のとおりであります。
    担保に供している資産
    有価証券 1,763百万円
    担保資産に対応する債務
    預金 1,647百万円
    上記のほか、為替決済、資金決済取引の担保として、有価証券7,186百万円を差し入れております。
  23.  土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34号)に基づき、事業用の土地の再評価を行い、 評価差額については、当該評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、 これを控除した金額を「再評価差額金」として資本の部に計上しております。
    再評価を行った年月日  平成10年3月31日
    同法律第3条第3項に定める再評価の方法
    土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布政令第119号)第2条
    第4号に定める財産評価基本通達に基づいて、当該事業用土地について算出した地価
    税の課税価格に合理的な調整を行って算出。
    同法律第10条に定める再評価を行った事業用土地の当期末における時価の合計額と当該事業用土地の再評価後の帳簿価額の合計額との差額2,110百万円
  24.  1株当たりの当期利益43円57銭
  25.  商法第290条第1項第6号に規定されている純資産額は、2,305百万円であります。
  26.  有価証券の時価、評価差額等に関する事項は次のとおりであります。これらには、「国債」「地方債」「株式」「その他の証券」のほか、「買入金銭債権」中のコマーシャル・ペーパーが含まれております。以下29.まで同様であります。

    その他有価証券で時価のあるもの
      取得原価 貸借対照表計上額 評価差額 うち益 うち損
    株式 1,698 百万円 4,837 百万円 3,138 百万円 3,259 百万円 120 百万円
    債券  21,468  23,050   1,581   1581 0
     国債 7,199 7,733   533   533    
     地方債 4,252 4,648   395   395   0  
     社債 10,016 10,669   652   652   0  
    その他 17,041 16,162   △879   43   922  

    合計 40,208   44,050   3,841   4,884   1,042  
     なお、上記評価差額から繰延税金負債1,536百万円を差し引いた額2,305百万円が「評価差額金」に含まれております。
  27.  当期中に売却したその他有価証券は次のとおりであります。
    売却額 売却益 売却損
    5,316百万円 186百万円   0百万円
  28.  時価のない有価証券のうち、主なものの内容と貸借対照表計上額は、次のとおりであります。
    子会社・子法人等株式及び関連法人等株式
       子会社・子法人等株式 22百万円
      その他有価証券
     
       非上場株式(店頭売買株式を除く)
    110百万円
       非上場外国証券
    ―百万円
       その他の証券 97百万円

  29.  その他有価証券のうち満期があるものの期間ごとの償還予定額は次のとおりであります。
      1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超
    債券 5,913 百万円  11,124 百万円  5,611 百万円 400 百万円
     国債 1,726   3,749   1,856   400  
     地方債 73   2,480   2,093    
     社債  4,112   4,894   1,661    
    その他   3,186   2,260   1,614  

    合計 5,913   14,311 7,872   2,014

  30.  当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は、2,000百万円であります。このうち原契約期間が1年以内のもの又は任意の時期に無条件で取消可能のものが2,000百万円あります。
    なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも当行の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全、その他相当の事由があるときは、当行が実行申し込みを受けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保を微求するほか、契約後も定期的に(半年毎に)予め定めている行内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。
  31.  当期末における退職給付引当金(及び前払年金費用)並びに同引当金と相殺(又は前払年金費用に加算)されている年金資産(未認識数理計算上の差異を除く)は、それぞれ以下のとおりであります。
      退職一時金 年金基金 合計
    退職給付引当金
    (退職給付信託の
    年金資産控除前)
    △1,840
    百万円
    △712
    百万円
    △2,553
    百万円
    退職給付信託の年金資産
    (未認識数理計算上
    の差異を除く)
    421 421

    合計 △1,840 △290 △2,131
    うち退職給付引当金 △1,840 △290 △2,131

    なお、当期末退職給付債務等は以下のとおりであります。
    退職給付債務
    △3,130 百万円
    年金資産(時価)
    888  

    未積立退職給付債務 △2,242  
    会計基準変更時差異の未処理額
     
    未認識数理計算上の差異
    111  
    未認識過去勤務債務(債務の減額)
     

    貸借対照表計上額の純額
    △2,131  
     うち前払年金費用
     
      退職給付引当金 △2、131  

  32. 金融商品に係る会計基準及び退職給付に係る会計基準(「退職給付に係る会計基準の設定に関する意見書」(企業会計審議会平成10年6月16日))の適用に伴う銀行法施行規則の改正により貸借対照表の様式が改定されましたが、その内容は次のとおりであります。
  • (1) 従来の「退職給与引当金」(及び企業年金制度の過去勤務等に係る未払金)は、「退職給付引当金」に含めて表示しております。
  • (2) その他有価証券を時価評価することにより生じる評価差額に税効果を勘案した額を「評価差額金」として計上しております。
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